2004年に国立大学法人化された後、文部科学省は国立大学に対する運営交付金を毎年1%ずつ減額したので、13年間で12%(1445億円)が削減された。かって、国立大学に勤務したものにとって、怠惰の温床で有り、ジャブジャブの「真水」ともいうべき運営交付金削減政策は賛成したいが、
1)若手研究者の任期付き化(2007年は39%⇒2017年は64%)で、落ち着いて自由な研究が不可能
2)先進国で日本だけが論文数が減少した点
3)競争的研究費申請に時間が割かれること
4)文部科学省の選択と集中政策で、「情報炯」に競争的資源が偏重されていること
などを理由として、必ずしも運営交付金削減策は成功していない。
我が体験であるが、1年間、個人研究費として180万円を受領した。これだけあれば、特に無理をしてまで科研費申請に無駄な時間を費やすことはない。科研費を獲得して、任期付きの若手研究者を雇用して、その研究成果を期待する時間的な余裕もなく、次の就職先を考えなくてはならないとすれば、徒労である。
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